理事長挨拶

つくば日中協会ホームページへのご来訪、ありがとうございます。

つくば日中協会は1993年に設立以来、民間ボランティア組織として、既に30年余の歴史を積み重ねてまいりました。歴代つくば市市長に名誉会長の後援をいただいており、不破正宏初代会長をはじめ、歴代役員のたゆまぬ活動、また会員の皆様方及び当協会に関心のある皆様方には、格別の御支援御協力を賜っておりお陰をもちまして、長年にわたり日中市民レベルの相互理解と友好交流活動を続けてまいりました。つくば日中協会は、設立当初から日中両国の市民が役員として組織運営に参加できるという特徴を有し、日本で唯一の日中交流団体とも言えます。

研究学園都市つくばは、日本のシリコンバレーとして、中国では「筑波科学技術都市」として広く知られてきました。この時代の変化に適切に対応し、つくば日中協会が更に有意義な活動を継続していくためには、また、対外的にも法人化することにより社会的信頼度も高まり、活動の範囲も広がり、より一層のつくば日中協会の発展が望め、2020年5月22日にNPO法人つくば日中協会の設立となりました。

今後、つくば日中協会の特徴を活かし、日中間の多様な民間交流を実現させ、更なる社会的期待に貢献し、責任を果たすため、内部体制を整備充実し、対外的には日中友好交流における施策の調査研究並びに活動環境、特に民間組織として、行政機関間の連絡・支援システム及び人材交流支援システムの構築などを行ってまいります。

まずこれまで行ってきている交流活動を続けるとともに友好交流訪問団の派遣や訪日団の対応、科学技術人材の交流等、各種事業の実施を通して、さらに日中市民間の交流チャンネルを更に広げ、会員同士かつ中国現地との交流をより一層図ることで、つくば市を中心とした地域の日中交流を促したく、日中市民間の親密度を深めてゆくことに努力してまいります。

グローバル化時代にいる私たちには、前向きに日中の“ちがい”を理解し合うこと、それぞれの中にある共通のもの、特に共通の利益を、根気よく力を合わせて育てて行く善意と努力が大切と考えております。

21世紀は人類の幸せが一番の目標ではないでしょうか。私たちの日中友好交流活動を通じて、グローバル化の社会において人生を豊かにさせ、笑顔でまいりましょう。

私どもの活動に対し、皆様のご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

特定非営利活動法人
つくば日中協会
理事長 唐 莉莉